呼吸器内科では、肺や気道等に関する疾患を扱います。
咳や痰などの症状について、診断を行って適切な治療を行います。「単なる風邪だと思っていたら、実は喘息だった」というケースも見受けられます。咳が長く続いているだけ、という軽い認識で、その背景にある肺癌・慢性気管支炎・肺気腫・結核といった重大な疾患が進行している場合もあります。特に咳がなかなか治まらない、「ゼーゼー」という呼吸をする、少し歩いただけで苦しい、胸のあたりが痛いなどの症状がある方は、気管支や肺などに異常がある可能性があります。当院では肺機能検査や呼気一酸化炭素(NO)の測定などにより喘息の有無を判断し、一人ひとりにあった適切な治療を行います。
また、タバコを吸われる方は、呼吸器疾患のリスクが高くなります。当院では呼吸器疾患の予防に力を入れており、禁煙治療や予防接種などを積極的に行います。
◎次のような症状のある場合は、お気軽にご相談ください。
- 咳が止まらない、長引く
- 痰が絡む、切れない
- 息切れしやすい
- 風邪をひきやすい、治りづらい
- 咳で目覚める
- 眠れない
- ぜーぜー、ヒューヒューなどの呼吸音がする
- 喘息といわれたことがある、身内に喘息の人がいる
- アレルギー体質である
- 花粉症である
- 喫煙者である、過去にタバコを吸っていたことがある
◎主な疾患
- 風邪、インフルエンザ、肺炎
- 肺気腫、気管支喘息
- 肺の手術後の呼吸不全や肺気腫などによる慢性呼吸不全
- 自然気胸、気管支拡張症
- 肺結核後遺症、肺線維症
- 肺癌などの肺腫瘍
- 胸水など